ホームページを公開したものの、「検索してもなかなか見つからない」「SEO対策は何から始めればよいのか分からない」という人もいるのではないでしょうか。
SEOには専門的な用語もありますが、最初から難しい設定を行う必要はありません。
商品やサービスの内容を分かりやすく掲載する、ページに適切なタイトルを付ける、スマートフォンで読みやすくするといったこともSEO対策の一部です。
この記事では、SEOに詳しくない人でも確認できる基本的な対策を、取り組みやすい順に解説します。
ホームページのSEO対策は自分でできる?
ホームページの基本的なSEO対策は、初心者でも自分で始められます。
SEOというと、検索順位を上げるための特別な技術をイメージするかもしれません。しかし、大切なのは、検索する人が必要としている情報を分かりやすく伝えることです。
たとえば、店舗のホームページなら、次のような情報が必要です。
- どのような商品やサービスがあるのか
- 料金はいくらか
- どこにあるのか
- 何時まで営業しているのか
- 予約は必要か
- どのように問い合わせればよいか
こうした情報を正確に掲載することも、検索から見つけてもらうための土台になります。
まずは検索順位を細かく分析するよりも、ホームページを訪れた人が迷わず情報を確認できる状態を目指しましょう。
SEO対策を始める前に「誰に見てもらいたいか」を考える
SEO対策を始める前に、ホームページを誰に見てもらいたいのかを考えてみましょう。
たとえば、渋谷区でカフェを運営している場合でも、利用者が探しているものは同じではありません。
- ランチを食べられるカフェ
- 一人でも入りやすいカフェ
- 電源やWi-Fiを利用できるカフェ
- 子どもと一緒に入れるカフェ
- 夜まで営業しているカフェ
- 渋谷駅から近いカフェ
すべての人に向けて情報を増やすのではなく、自分のお店やサービスを必要とする人が何を知りたいのかを考えます。
実際にお客様からよく聞かれる質問も、掲載する情報を考えるヒントになります。
初心者が最初に取り組みたいSEO対策
ここからは、ホームページを見ながら自分で確認できる基本的なSEO対策を紹介します。
すべてを一度に変更する必要はありません。情報が不足しているページや、分かりにくい部分から少しずつ見直してみましょう。
1. ホームページに必要な情報をそろえる
最初に確認したいのは、利用者が知りたい情報が掲載されているかどうかです。
ホームページのデザインが整っていても、判断に必要な情報がなければ、訪問者は別のページを探しに行ってしまうかもしれません。
店舗や会社のホームページでは、次のような情報を確認しましょう。
- 商品やサービスの内容
- 料金
- 営業時間と定休日
- 所在地とアクセス方法
- 対応している地域
- 予約や申し込みの方法
- 問い合わせ方法
- 利用の流れ
- よくある質問
- 運営者や会社の情報
「詳しくはお問い合わせください」だけでは、問い合わせるかどうかを判断できないこともあります。
公開できる内容は、できるだけ具体的に掲載しましょう。
2. ページごとに内容の分かるタイトルを付ける
ページのタイトルは、そのページに何が書かれているのかを伝える重要な部分です。
次のような短いタイトルだけでは、検索する人に内容が十分伝わらない場合があります。
- サービス
- メニュー
- アクセス
- お知らせ
ページの内容に合わせて、もう少し具体的にします。
- 渋谷区のホームページ制作サービス
- カフェのランチメニューと料金
- 渋谷駅から店舗までのアクセス方法
- 夏季休業日のお知らせ
ページの内容を表す言葉や地域名を自然に加えると、誰に向けたページなのかが分かりやすくなります。
ただし、「渋谷 カフェ ランチ おしゃれ 人気 おすすめ」のように、検索されそうな言葉を並べる必要はありません。人が読んで自然に理解できるタイトルを付けましょう。
3. 見出しを使って情報を整理する
長い文章が続くページは、必要な情報を探しにくくなります。
内容ごとに見出しを付け、ページを読みやすく整理しましょう。
たとえば、サービスを紹介するページなら、次のように分けられます。
- サービスの特徴
- 対応している内容
- 料金
- 利用の流れ
- よくある質問
- 問い合わせ方法
見出しを追うだけでも、どのような情報が掲載されているか分かる状態が理想です。
検索キーワードを入れることだけを意識せず、その項目で説明している内容を見出しにしましょう。
4. よくある質問を掲載する
お客様からよく聞かれることは、ほかの利用者も知りたい可能性があります。
質問と回答をホームページに掲載すれば、訪問者の疑問や不安を減らせます。
たとえば、次のような内容です。
- 予約は必要ですか?
- 支払い方法は何がありますか?
- 駐車場はありますか?
- 子どもと一緒に利用できますか?
- 対応地域はどこまでですか?
- 申し込みから利用開始まで何日かかりますか?
実際に受けた問い合わせや、説明する機会の多い内容を思い出してみましょう。
よくある質問は、新しいページをたくさん作らなくても、既存のページへ追加できます。
5. 関連するページをリンクでつなぐ
ホームページ内のページ同士をリンクでつなぐことを「内部リンク」と呼びます。
たとえば、サービス紹介を読んだ人が、料金や事例も確認できるようにリンクを設置します。
- サービス紹介から料金ページへ
- 料金ページから利用の流れへ
- 事例紹介から関連サービスへ
- ブログ記事から商品紹介へ
- よくある質問から問い合わせページへ
関連するページへ移動しやすくすると、訪問者が必要な情報を続けて確認できます。
Googleもリンクをたどってページを発見するため、内部リンクは検索エンジンにサイトの構成を伝えるうえでも役立ちます。
「こちらをクリック」だけではなく、「ランチメニューと料金を見る」のように、移動先が分かる文章にすると親切です。
6. 画像の内容を分かりやすくする
ホームページへ画像を掲載するときは、何の画像なのか分かるファイル名や代替テキストを設定します。
代替テキストとは、画像を表示できない場合や音声読み上げ機能を利用している場合などに、画像の内容を伝える文章です。
たとえば、カフェの店内写真なら、次のように設定できます。
- ファイル名:
shibuya-cafe-interior.jpg - 代替テキスト:
木製テーブルを配置した渋谷区のカフェ店内
代替テキストには、画像を見られない人にも内容が伝わる簡潔な説明を入れます。
検索されたい言葉を大量に詰め込んだり、画像と関係のない説明を設定したりする必要はありません。
7. スマートフォンで表示を確認する
ホームページをパソコンで更新した後は、スマートフォンでも確認しましょう。
パソコンでは問題がなくても、スマートフォンでは文字や画像が小さくなったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。
次の点を確認してみましょう。
- 文字を拡大しなくても読めるか
- 文章や画像が画面からはみ出していないか
- メニューを開けるか
- ボタンを押しやすいか
- 電話番号や問い合わせ先を見つけやすいか
- 入力フォームを操作できるか
- ページが表示されるまで長く待たされないか
検索で見つけてもらえても、ページが読みにくければ内容を確認してもらえません。
自分のホームページを初めて見る人のつもりで、実際に操作してみることが大切です。
8. 古い情報を最新の内容へ更新する
ホームページに掲載した情報が、現在も正しいか確認しましょう。
特に、次の項目は変更された後も古い情報が残りやすい部分です。
- 料金
- 営業時間
- 定休日
- 住所
- 電話番号
- スタッフ情報
- サービス内容
- 予約方法
- キャンペーン
- 休業日のお知らせ
古い情報が掲載されていると、訪問者を迷わせる原因になります。
SEOのために毎日更新する必要はありません。まずは、利用者にとって重要な情報を正確な状態に保ちましょう。
9. Google Search Consoleで検索状況を確認する
Google Search Consoleは、ホームページがGoogle検索でどのように表示されているかを確認できる無料ツールです。
設定すると、主に次のような情報を確認できます。
- Google検索に表示された回数
- 検索結果からクリックされた回数
- 検索に使われた言葉
- 検索から見られているページ
- Googleに登録されているページ
- インデックス登録に関する問題
最初から細かく分析する必要はありません。
まずは、ホームページがGoogle検索に表示されているか、どのような言葉で見つけられているかを確認してみましょう。
Googleは、Search Consoleを毎日確認する必要はなく、月に1回程度、またはホームページを変更したときに確認することを案内しています。詳しくはSearch Consoleの公式ガイドで確認できます。
SEO対策の結果はすぐに表れる?
SEO対策を行っても、変更した内容がすぐに検索結果へ反映されるとは限りません。
Googleの公式ガイドでは、変更内容によって反映まで数時間から数か月かかる場合があり、一般的には数週間待って影響を確認することが案内されています。
また、ページを変更すれば、必ず検索順位が上がるわけでもありません。
一度変更しただけで判断せず、Search Consoleの表示回数やクリック数を確認しながら様子を見ましょう。
SEO対策で注意したいこと
SEOについて調べると、さまざまな方法が見つかります。
効果を急いで大きく変更する前に、次の点に注意しましょう。
検索キーワードを繰り返しすぎない
検索されたい言葉を何度も入れても、読みやすいページになるとは限りません。
たとえば、「渋谷区のカフェ」を不自然に何度も繰り返すと、内容が伝わりにくくなります。
キーワードを入れる回数に決まった正解はありません。人が読んで理解しやすい文章を優先しましょう。
他のホームページの文章をコピーしない
同じ業種のホームページを参考にすることはできますが、文章をそのままコピーしてはいけません。
自分の商品やサービスの特徴、利用方法、実際に寄せられた質問などを、自分の言葉で掲載しましょう。
同じ種類のサービスでも、料金、対応範囲、利用の流れなどには違いがあります。
検索順位だけを目標にしない
検索順位が上がっても、ホームページの内容が分かりにくければ、問い合わせや予約につながらない可能性があります。
SEO対策では、順位だけでなく、必要としている人に情報が届いているかを考えることが大切です。
アクセス数が多くなくても、商品やサービスを探している人に見てもらえていれば、ホームページの役割を果たしている場合があります。
分からない設定を無理に変更しない
SEO対策の中には、ホームページの表示やGoogleへの登録に影響する設定もあります。
特に、次のような項目は、内容を理解せずに変更しないようにしましょう。
- インデックス登録の設定
- robots.txt
- URLやパーマリンク
- ドメイン
- WordPressのテーマやプラグイン
- サーバーやデータベース
- サイト全体の構成
使用しているホームページ作成サービスやWordPressテーマの公式マニュアルを確認し、元に戻せるか分からない設定には触れないほうが安全です。
変更が必要な場合は、事前にバックアップを保存しておきましょう。
最初に確認したいSEO対策チェックリスト
何から始めればよいか迷ったときは、次の項目を確認してみましょう。
- ホームページを誰に見てもらいたいか決まっている
- 商品やサービスの内容が分かる
- 料金や利用方法が掲載されている
- 所在地や対応地域が分かる
- 問い合わせ方法を見つけやすい
- ページごとに内容の分かるタイトルがある
- 見出しを使って文章が整理されている
- 関連するページがリンクでつながっている
- スマートフォンでも読みやすい
- 営業時間や料金が最新の情報になっている
- Google Search Consoleを設定している
最初からすべてできていなくても問題ありません。
利用者にとって重要な情報から順番に整えていきましょう。
まとめ
ホームページの基本的なSEO対策は、初心者でも自分で始められます。
最初に取り組みたいのは、検索順位を上げるための特別な設定ではありません。
商品やサービスの情報を充実させ、ページタイトルや見出しを分かりやすくし、スマートフォンでも読みやすい状態にすることが基本です。
まずは自分のホームページを開き、次の3点を確認してみましょう。
- 何を提供しているのか分かるか
- 料金や利用方法を確認できるか
- 問い合わせ方法をすぐに見つけられるか
利用者が知りたい情報を一つずつ追加しながら、ホームページを見つけやすく、使いやすい状態に整えていきましょう。
FAQ
SEO対策は無料でできますか?
ページのタイトルや文章、掲載情報を自分で見直す場合、SEO対策そのものに料金はかかりません。
Google Search Consoleも無料で利用できます。使用するホームページ作成サービスや追加機能によっては、別途料金がかかる場合があります。
WordPressでも自分でSEO対策できますか?
WordPressでも、ページタイトルや見出しの設定、文章の追加、内部リンクの設置などを行えます。
使用しているテーマやプラグインによって操作方法が異なるため、変更前に公式マニュアルを確認しましょう。
SEO対策にはブログが必要ですか?
すべてのホームページにブログが必要なわけではありません。
まずは商品やサービス、料金、利用方法など、ホームページの基本情報を充実させることが優先です。そのうえで、利用者からよく聞かれる質問などがあれば、記事として詳しく説明する方法があります。
SEOキーワードはどのように決めればよいですか?
商品名やサービス名だけでなく、地域名、利用目的、困りごとなどを組み合わせて考えます。
実際にお客様から寄せられた質問や、商品を探すときに使いそうな言葉も参考になります。
SEO対策をすると何位になりますか?
SEO対策を行っても、検索順位を事前に決めることはできません。
検索結果は、検索に使われた言葉、地域、競合するページなど、さまざまな要素によって変わります。順位だけでなく、表示回数やクリック数も確認しましょう。
無料ツールを使ってホームページを確認してみよう
SEO対策では、最初から有料ツールをそろえる必要はありません。
Google Search Consoleなどの無料ツールを使えば、ホームページが検索結果に表示された回数や、クリックされたページを確認できます。
まずは現在の状態を知り、掲載情報の見直しや更新など、自分で確認できる部分から取り組んでみましょう。





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