WEBサイトとブランディング
前職がグラフィックデザイナーだったことで、デザインでは一定のクオリティーを創り出すことができますが、WEBデザインとなると目に見えない気をつけるべきことが何倍にも増えます。
システムが絡むECサイトとなれば、エンジニアが駆使して作成した「要件定義書」をよくよく読み解き仕様を理解し、ユーザーがサイト内でスムーズに目的達成できるようUIデザインを意識しなくてはなりません。
多くの人が当たり前のように利用するAmazonや楽天市場などの大企業サイトは巨額な資金と技術を投資して作られてますからとてもよくできているわけですが、ユーザーたちはWEBサイトはそれが普通だと思っています。
中小企業が特注するECサイトでどうしたらユーザーたちを満足させることができるのか。デザイナーとしても大きな大きな課題です。
また、中小のBtoB企業の多くが製品力・サービス力・営業力・販促力などで事業を拡大させる一方で、ブランドが体系的に整理されていないので「BtoB(企業間取引)サイトだからデザイン性は不要で、シンプルにわかりやすく作って欲しい」とご要望されることが多いのです。
しかし、日常的にAmazonや楽天などを当たり前のように利用しているユーザーにとって統一性・一貫性がないサイトは不安・不信につながることは間違いなく、サイトを離脱されてしまっては意味がありません。
WEBデザイナーにとって、マーケティングやブランディングは避けて通れない課題
WEBデザイナーは、サイトを訪れたユーザーがイメージするその企業や商材に対し、より安心・信頼できるよう改善しなければなりません。
大手ではなくどのような企業であっても定期的に改善策をとりユーザーに信頼感を与え続けなければ利益につながりません。それらは大きな意味でマーケティングともいえるわけです。
「自分たちが何者で、何をして、なぜ気にかけるべき存在なのか」を示すことがブランディングであり、とてもシンプルで当たり前の活動であり、小さな企業のBtoBだからやらなくてもいいというものではないのです。
デザインの意義
WEBデザインに限らず事業・企業デザインをする上でマーケティングとブランディングは分離して考えることはできず、デザイナーはそれらを統合し視覚的に落とし込まなくてはなりません。デザインをするならマーケティングも理解し、デザインをするならブランディングをも理解しなければ、本質的な企業の課題解決はできないといえます。
マーケティングとブランディングを意識して、バランスの取れたWEBデザインを目指したい!
老若男女問わず「記憶しやすく」「思い出しやすく」「期待させる」良いデザインをつくりたい!
言葉では簡単ですが、実際、デザインには答えがなく感覚的で、目が慣れてしまうと感覚が麻痺するなどとても難しい世界ですが、部分的に分解し抑えるポイントは何処なのかを探しながら、実際にBtoBサイトをデザインして事例を挟みながら、WEBデザイナーの仕事を少しずつ紐解いていこうと思います。
続きは、また次回・・・
<新米 WEBデザイナー アピコ>
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