アピステクノロジー株式会社 です。
Googleから『reCAPTCHAキーを移行してください』とメールが来た!意味と対応方法を解説(初心者向け)
Googleから「2025年末までにreCAPTCHAキーをGoogle Cloudプロジェクトに移行してください」というメールを受け取ったものの、何をすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、この通知の意味や影響、そして今後どのように対応すべきかを初心者向けにわかりやすく解説します。
1. Googleからの『reCAPTCHAキー移行』メールとは?
● どのようなメールが届いたのか?
2025年末までに、現在使用しているreCAPTCHAキーをGoogle Cloudプロジェクトに移行する必要があるという内容のメールがGoogleから送られています。
● なぜこのメールが届いたのか?
GoogleはreCAPTCHAの管理方法を変更し、今後はGoogle CloudプロジェクトでAPIキーを管理する方針に移行するためです。
● メールを無視するとどうなる?
- 移行しないと、2026年以降reCAPTCHAが正常に動作しなくなる可能性がある
- サイトのスパム防止機能が停止し、ボット攻撃を受けるリスクが高まる
今後もサイトの安全性を維持するために、早めに対応することが推奨されます。
2. reCAPTCHAキーをGoogle Cloudに移行する理由
Googleは今後、reCAPTCHAのキー管理をGoogle Cloudプラットフォームで統合する方針を発表しました。これにより、以下のメリットがあります。
- セキュリティの強化 → APIキーの管理がGoogle Cloudのアクセス制御下に置かれる
- より柔軟な設定 → Google Cloudのコンソール上で詳細な設定やログ管理が可能
- 開発者向けの統合管理 → 他のGoogle Cloudサービスとの連携がスムーズに
これまでのreCAPTCHAと何が違うの?
従来のreCAPTCHA | Google Cloud移行後 |
---|---|
APIキーをサイトごとに発行 | Google Cloudプロジェクトで一元管理 |
管理画面はreCAPTCHA公式サイト | Google Cloudコンソールで管理 |
v2/v3の切り替えは手動 | Cloud APIで管理可能 |
3. reCAPTCHAキーの移行方法(現在Googleのアナウンス待ち)
現在、Googleからの正式な移行手順は発表されていません。詳細な手順が発表され次第、本記事もアップデートします。
今できる準備
1. reCAPTCHAを利用しているページを確認する
reCAPTCHAのキー自体を確認するのが難しい場合は、自分のサイトのどのページでreCAPTCHAが使われているかを把握することが重要です。
確認手順:
- お問い合わせフォームやログインページをチェック
- reCAPTCHAが実装表示されているページをリストアップする
- サイトの管理者またはWeb制作会社に確認
- reCAPTCHAを実装した担当者がいれば、どのページで利用しているかを確認
- Webブラウザのデベロッパーツールを利用(少し詳しい方向け)
- Chromeの「開発者ツール(F12)」を開き、
recaptcha
というワードでページのソースを検索
- Chromeの「開発者ツール(F12)」を開き、
2. Web制作会社に相談する
ほとんどのケースでは、reCAPTCHAの設定変更はWeb制作会社にまかせているのではないでしょうか? もしくはワードプレスのプラグインでパラメータセットをして対応をしている。 ワードプレスのプラグインでたいおうされているならばサイト管理者が設定していると思います。
- reCAPTCHAを利用しているページのリストを制作会社に送る
- Googleの正式な移行手順が発表されたら、その内容を共有して対応を依頼する
今のところは、Google からの詳細の移行手順待ちといったところですね。
弊社でも準備は進めますが、変更内容によっては1-2週間の工期がかかることも考えられますので、依頼するときは少し納期に余裕を持たせて依頼をしましょう。
3. Google Cloudアカウントを作成しておく(必要な場合)
- もし自分で管理する場合は、Google Cloudの公式サイトでアカウントを作成
今後のアナウンスに備え、まずは現状の設定を確認しておきましょう!
4. 移行しないとどうなる?リスクを解説
もし、2025年末までにreCAPTCHAキーを移行しなかった場合、以下のようなリスクがあります。
① reCAPTCHAが無効になり、スパム攻撃を受けやすくなる
reCAPTCHAはスパム対策に不可欠なツールですが、移行しないと動作しなくなる可能性があります。これにより、不正なアクセスやスパムコメントが急増するリスクがあります。
② APIキーが失効し、サイトの動作に影響を与える可能性
reCAPTCHAを利用しているログインフォームやお問い合わせフォームなどが、正常に動作しなくなる可能性があります。
③ Google Cloud移行後の新機能が使えなくなる
Google Cloudへの移行によって、新しいセキュリティ機能や管理機能が追加される可能性があります。移行しないと、それらの恩恵を受けられません。
5. まとめ:今すぐやるべきこと
2025年末までに対応すべきポイントを整理します。
✅ reCAPTCHAを利用しているページをリストアップし、制作会社に確認する
✅ Googleの正式な移行手順が発表されたら、制作会社に依頼する
✅ Google Cloudアカウントを作成(必要に応じて)
✅ Google CloudのAPI管理について簡単に調べる
✅ Googleの正式な移行手順の発表を待つ(発表後に対応)
本記事は今後、Googleからの正式な移行手順が発表され次第、最新情報に更新していきます。定期的にチェックして、確実に対応を進めてください!