H2-1 第8回で行うこと
第7回では、公開済みの通常投稿を確認し、まだNEWS候補に登録されていない記事を「NEWS候補」として自動登録するバッチ処理を作成しました。
これにより、新しく公開された記事を担当者が毎回手作業でNEWS候補に登録する必要がなくなりました。
第8回では、このバッチ処理をさらに拡張します。
具体的には、新しい記事をNEWS候補に登録するだけでなく、その元記事本文の中に、TECN NEWSを表示するための自動表示枠を挿入します。
挿入する場所は、初版では「最初のH2見出しの直前」とします。
本来であれば、アイキャッチ画像や目次の直下に入れるのが理想です。しかし、目次はWordPressテーマや目次プラグインによって自動生成されている場合があり、投稿本文データの中に目次HTMLが存在しないことがあります。
そのため、初版ではより確実に判定できる「最初のH2見出しの直前」にTECN NEWS自動表示枠を挿入します。
H2-2 第8回で追加する機能仕様
第8回で追加する機能仕様は、次の通りです。
新規投稿取込バッチは、直近14日以内に公開された通常投稿を確認します。
まだNEWS候補に登録されていない記事があれば、その記事をNEWS候補として登録します。
このとき、初期状態は次のようにします。
表示先NEWSは「TECN NEWS」とします。
承認ステータスは「未確認」とします。
表示フラグは「OFF」とします。
X投稿ステータスは「未投稿」とします。
さらに、第8回では、元記事本文にAPICE-TECN-NEWSブロックが存在しない場合、その記事本文の最初のH2見出し直前に、TECN NEWS自動表示枠を挿入します。
すでにAPICE-TECN-NEWS-STARTが存在する記事には、二重挿入しません。
最初のH2見出しが見つからない場合は、本文の先頭に挿入します。
H2-3 記事本文に挿入するTECN NEWS自動表示枠
記事本文には、次のようなブロックを挿入します。
<!-- APICE-TECN-NEWS-START -->
<div class="apice-tecn-news-editor-placeholder" style="display:none;" data-apice-block="tecn-news">
TECN NEWS 自動表示枠
</div>
<!-- APICE-TECN-NEWS-END -->
このブロックは、TECN NEWSを表示するための目印です。
重要なのは、初期状態で style="display:none;" を指定している点です。
これにより、まだ読者向け表示差し替え処理が完成していない場合でも、読者側の記事ページに「TECN NEWS 自動表示枠」という管理用の文字が表示されません。
つまり、読者にゴミ情報を見せずに、記事本文の中へ安全に自動表示枠を用意できます。
H2-4 なぜdisplay:noneにするのか
TECN NEWS自動表示枠は、記事作成者や管理者にとっては必要な目印です。
一方で、読者にとっては「TECN NEWS 自動表示枠」という文字そのものには意味がありません。
もし、バッチ処理でテンプレートだけが挿入され、まだNEWS表示対象がない状態だった場合、読者側の記事ページに管理用の文言が出てしまうと、記事品質を下げてしまいます。
そこで、第8回では、記事本文に挿入するテンプレートを初期状態では非表示にします。
読者向け記事ページでは、今後の表示差し替え処理によって、APICE-TECN-NEWS-STARTからAPICE-TECN-NEWS-ENDまでの範囲を、承認済み・表示ONのTECN NEWS一覧に差し替える予定です。
表示対象NEWSがない場合は、読者側には何も表示しません。
この考え方にすることで、記事作成者にはテンプレートの存在が分かり、読者には不要な管理用テキストを見せない、安全な設計になります。
H2-5 第8回時点でのバッチ処理の役割
第8回時点でのバッチ処理の役割は、大きく2つです。
1つ目は、新しい通常投稿をNEWS候補に登録することです。
2つ目は、その元記事本文にTECN NEWS自動表示枠を挿入することです。
この2つをバッチ処理でまとめて行うことで、記事作成者は通常通り記事作成に集中できます。
記事作成者が、毎回TECN NEWS用のHTMLを手作業で入れる必要はありません。
新しい記事が公開されると、バッチ処理が対象記事を確認し、NEWS候補として登録し、必要に応じて記事本文にTECN NEWS自動表示枠を挿入します。
その後、固定ページ管理画面で担当者がNEWS候補を確認し、読者に案内すべき記事だけを「承認済み」「表示ON」にします。
この流れにすることで、記事作成、NEWS候補管理、読者向け表示の役割を分離できます。
H2-6 読者向けの意味
TECN NEWS自動表示枠は、単なるSEO目的の装飾ではありません。
TECNを訪れた読者に対して、最近公開された有用な記事や、今読んでほしい情報への導線を提供するための共通表示枠です。
たとえば、ある在庫管理の記事を読んでいる読者に対して、TECN内で最近公開された関連性の高い記事や、注目記事への導線を示すことができます。
これにより、読者は個別記事を読んだだけで離脱するのではなく、TECN内の新しい記事へ移動しやすくなります。
サイト側にとっても、最新記事への内部導線を自動で整備できるため、記事群全体の回遊性を高めることができます。
ただし、第8回では読者向け表示HTMLの完成までは行いません。
第8回では、まず記事本文に安全なTECN NEWS自動表示枠を挿入するところまでを扱います。
H2-7 管理側との関係
第7回までに、固定ページ管理画面ではNEWS候補を確認・編集・承認できるようになっています。
さらに、現在TECN NEWSとして表示対象になる最新7件には「現在表示中」ラベルを出す仕様にしています。
第8回で記事本文側にTECN NEWS自動表示枠を挿入することで、今後は次の流れが成立します。
記事作成者は、通常通り記事を作成します。
バッチ処理が、新しい記事をNEWS候補として登録します。
同時に、元記事本文の最初のH2見出し直前にTECN NEWS自動表示枠を挿入します。
担当者は、固定ページ管理画面でNEWS候補を確認します。
読者に案内したい記事だけを、承認済み・表示ONにします。
読者向け記事ページでは、今後の表示差し替え処理により、承認済み・表示ONのTECN NEWSだけを表示します。
この流れにより、記事作成者、NEWS担当者、読者向け表示の役割が明確になります。
H2-8 第8回で確定する仕様
第8回で確定する仕様は、次の通りです。
新規投稿取込バッチは、直近14日以内に公開された通常投稿を確認します。
未登録の記事はNEWS候補として登録します。
NEWS候補の初期状態は、表示先NEWSをTECN NEWS、承認ステータスを未確認、表示フラグをOFF、X投稿ステータスを未投稿とします。
元記事本文にAPICE-TECN-NEWS-STARTが存在しない場合、TECN NEWS自動表示枠を挿入します。
挿入位置は、最初のH2見出しの直前とします。
最初のH2見出しが見つからない場合は、本文の先頭に挿入します。
すでにAPICE-TECN-NEWS-STARTが存在する場合は、二重挿入しません。
挿入するテンプレートは、読者側では初期状態で非表示にします。
読者向け表示HTMLへの差し替えは、次回以降で実装します。
H2-9 第8回のまとめ
第8回では、新規投稿取込バッチの役割を拡張し、NEWS候補の自動登録に加えて、元記事本文へTECN NEWS自動表示枠を挿入する仕様を追加しました。
この仕組みにより、記事作成者は記事作成に集中できます。
NEWS担当者は、固定ページ管理画面で候補を確認し、読者に案内すべき記事だけを承認できます。
読者側には、今後、承認済み・表示ONのTECN NEWSだけを表示できます。
また、初期テンプレートを display:none; にしておくことで、読者に管理用のゴミ情報が表示されることを防げます。
第8回時点では、まず安全な自動表示枠を本文に用意するところまでを完成させます。
次回以降は、このAPICE-TECN-NEWSブロックを、読者向け記事ページで実際のTECN NEWS一覧HTMLに差し替える処理を作成していきます。





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