こんにちは♪コーダーのゆかです!
WordPressサイトを運営していると、バージョンが古いままで自動更新が無効化されていることがあります。
その場合、どこで設定が無効化されているのかを特定し、解除する必要があります。今回は、特定のプラグインや設定が原因で自動更新が無効化されている場合の対処方法をご紹介します。
1. wp-config.php ファイルを確認する
wp-config.php
は、WordPressの主要な設定ファイルで、この中で自動更新が無効化されている可能性があります。
確認方法
- サイトのルートディレクトリ(WordPressがインストールされているディレクトリ)にある
wp-config.php
を開きます。 - 以下のような記述がないか確認します:
define('AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true);
define('WP_AUTO_UPDATE_CORE', false);
対応方法
もし上記のコードが記述されていた場合は、以下のいずれかの方法で対応してください:
- 該当する行を削除する
- または以下のように変更する:
define('AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', false);
define('WP_AUTO_UPDATE_CORE', true);
2. テーマやプラグインのコードを確認する
テーマやプラグインの中に自動更新を無効化するコードが記述されている場合があります。
確認方法
- テーマディレクトリ
- 使用中のテーマフォルダ(通常
wp-content/themes/使用中のテーマ名
)を開きます。 functions.php
ファイルを確認し、以下のようなコードがないか探します:
- 使用中のテーマフォルダ(通常
add_filter('automatic_updater_disabled', '__return_true');
add_filter('auto_update_core', '__return_false');
- プラグインディレクトリ
wp-content/plugins/
ディレクトリを確認します。- 各プラグインのファイルを開き、上記のコードが含まれていないかチェックします。
対応方法
該当するコードを見つけた場合は削除します。
3. ホスティングサーバーの設定を確認する
一部のホスティングサービスでは、WordPressの自動更新をサーバー側で無効化していることがあります。
確認方法
- ホスティングサービスのコントロールパネル(例: cPanel、Pleskなど)にログインします。
- 自動更新に関連する設定項目がないか探します。
対応方法
- サーバー側の設定で自動更新を有効化します。
- 分からない場合は、ホスティングのサポートに問い合わせてください。
4. WordPress管理画面の設定を確認する
管理画面で使用しているプラグインによって、自動更新が無効化されている場合があります。
確認方法
- WordPressの管理画面にログインします。
- 特に以下のようなプラグインがインストールされていないか確認します:
- MainWP
- ManageWP
- セキュリティ系やメンテナンス系のプラグイン
対応方法
- 該当プラグインの設定画面を開き、自動更新を制御しているオプションを確認します。
- 必要に応じて、自動更新を有効化する設定に変更してください。
5. .htaccess ファイルを確認する
.htaccess
ファイルで更新プロセスがブロックされている場合があります。
確認方法
- サイトのルートディレクトリにある
.htaccess
ファイルを開きます。 - 自動更新を妨げる記述(例: ディレクトリやファイルへのアクセス制限)がないか確認します。
6. ファイルやフォルダのパーミッションを確認する
自動更新を有効にするには、適切なファイル・フォルダの権限が設定されている必要があります。
確認方法
以下のディレクトリやファイルのパーミッションを確認してください:
wp-admin/
wp-content/
wp-includes/
推奨される権限設定
- フォルダ:
755
- ファイル:
644
FTPクライアントやホスティングのファイルマネージャーを使用して設定を確認・修正してください。
まとめ
WordPressの自動更新を有効化するには、以下の順番で問題箇所を確認するのが効果的です:
- wp-config.php ファイル
- テーマやプラグインのコード
- ホスティングサーバーの設定
- 管理画面のプラグイン設定
- .htaccess ファイル
- ファイル/フォルダのパーミッション
設定を変更した後、WordPressの管理画面に「更新」オプションが表示されることを確認しましょう。これで、自動更新が正常に動作するはずです!