みらデジ経営チェックは、2025年3月31日をもって終了しました。
その後継として、**2025年4月1日から中小機構により開設されたのが「デジwith」**です。
みらデジを利用していた方の中には、
- 「デジwithって何?みらデジと同じもの?」
- 「補助金との関係はどう変わったの?」
- 「もう、みらデジは使えないの?」
と、戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、みらデジとデジwithの違いを整理し、
後継ポータルとして何が変わったのかをコンパクトに解説します。
みらデジとは?(2025年3月に終了した旧ポータル)
みらデジ(みらデジ経営チェック)は、
中小企業のデジタル化を支援する目的で 2022年7月に開設 されました。
主な役割は以下のとおりです。
みらデジ経営チェックによる自己診断
IT導入補助金2025 通常枠における必須要件
リモート相談や事例紹介
特に、IT導入補助金2024では必須の診断ツールとして位置づけられていたため、
補助金申請の入口として利用した事業者も多くいました。
しかし、制度の整理・統合に伴い、
2025年3月31日をもってサービスは終了しています。
デジwithとは?(みらデジの後継ポータル)
デジwithは、みらデジ終了の翌日である
2025年4月1日に中小機構が開設した後継ポータルサイトです。
位置づけとしては、
みらデジの役割を引き継ぎ、
さらに機能を拡張した“統合型デジタル支援ポータル”
と考えると分かりやすいでしょう。
主な特徴は以下のとおりです。
- 登録不要で利用可能
- IT戦略ナビwithによる簡易診断
- 同業比較マップ・IT戦略マップ
- アプリ検索・相談窓口の統合
みらデジで提供されていた機能をベースに、
より手軽に・広く使える仕組みへ刷新されています。
みらデジとデジwithの主な違い【比較】
| 比較項目 | みらデジ | デジwith |
|---|---|---|
| 開設・終了 |
2022年7月 開設 2025年3月 終了 |
2025年4月 開設 現在も継続中 |
| 登録要件 |
専用登録が必要 (gBizID連携) |
登録不要 すぐに利用可能 |
| 主な診断ツール | みらデジ経営チェック | IT戦略ナビwith |
| 補助金との関係 |
IT導入補助金2024で 必須要件 |
2025年以降の補助金で 加点要素 |
| 機能範囲 |
・経営チェック ・リモート相談 ・事例紹介 |
・同業比較マップ ・IT戦略マップ ・アプリ探索/相談統合 |
| 対象・利便性 |
中小企業向け (手続きやや多め) |
事業者・支援機関向け 手軽に利用可能 |
大きな違いは、
「必須ツール」から「評価・加点に使われる基盤」へ役割が変わった点です。
なぜ「デジwith」に一本化されたのか
これは単なる名称変更ではありません。
背景には、
デジタル支援ツールの乱立
補助金制度の再編(IT導入補助金の終了・統合)2026年はデジタル・AI補助金の加点ツールに位置付けられると思われます。
共通の評価・診断基盤を作る必要性
があります。
デジwithは、
ITプラットフォームを統合した“共通の入口”として設計されており、
補助金だけでなく、今後の中小企業支援全体を見据えた仕組みです。
補助金との関係はどう変わった?
ここが一番重要なポイントです。
みらデジ
→ IT導入補助金2024では 必須
デジwith
→ IT導入補助金2025では 加点要素
→ 2026年以降のデジタル・AI補助金でも評価要素として位置づけられる可能性が高い
つまり、
「診断の考え方」は変わらず、
使われ方が“評価・加点”へ移行した
という整理になります。
まとめ|評価軸は変わらず、入口が変わった
みらデジは2025年3月で終了
デジwithが後継ポータルとして役割を引き継いだ
補助金における評価軸は、デジwithに集約されつつある
今後は、
「デジwithをどう使えば補助金評価につながるのか」
が重要になります。
▶ 2026年のデジタル・AI補助金で、
デジwithがどのように加点要素として扱われるのか
詳しくはこちらの記事で解説しています。
(※メイン記事への内部リンク)





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