WEB世界は各業態が争うように刻々と進化していますね。
現在のWEBページは、一定の社会性を保っていれば表現への規制はなく、自由だからこそ画期的な表現が生まれます。エンジニアやデザイナーの創造力がWEBを進化させているわけです。
WEBに携わっていると、一年前に制作したサイトやLP(ランディングページ)でさえ、色褪せて見えてしまいます。
そこで、2024にはどのようなLPの構成が望ましいのかをまとめ、ユーザーがサイト内で体験したことに充実感を持ち、目的を達成できるかを考察します。
2024 LPについてのまとめ
そもそもLP(ランディングページ)とは、WEBマーケティングにおいて特定の目的を達成するために設計されたウェブページのことです。このページは、広告や検索エンジンの検索結果、SNSの投稿からのリンクをクリックしたユーザーが最初に「着地」する場所であり、特定の商品やサービス、キャンペーンなどに関する情報が集中して提供されます。
目的と意義
- 目的: LPの主な目的は、訪問者を特定の行動に導くことです。これには、商品やサービスの購入、問い合わせの送信、メールリストへの登録、イベントへの参加登録などが含まれます。
- お問い合わせ
- 資料ダウンロード
- 無料トライアル登録
- 商品購入
- メールマガジン登録
- デモの予約
- イベントやセミナーへの参加登録
- 意義: LPはマーケティングキャンペーンや広告戦略の成果を最大化するために重要です。特定のターゲットオーディエンスに合わせてカスタマイズされ、訪問者に対して直接的かつ効果的にコミュニケーションを行い、高いコンバージョン率(目的の行動への転換率)を目指します。
役目
- 役目
- 情報提供: 訪問者に対して、商品やサービスについての詳細情報を提供し、購入や参加の意思決定を支援します。
- ターゲティング: 特定の広告やキャンペーンから来た訪問者に対して、そのニーズに合わせた内容を提示し、関心を引きます。
- 行動促進: 強力なコールトゥアクション(CTA)を用いて、訪問者に具体的なアクションを促し、リード獲得や販売促進を図ります。
- 効果測定: 訪問者の行動を追跡し、LPの効果を測定することで、マーケティング戦略の調整や改善に役立ちます。
LPは、特定の目的を持つマーケティングの要であり、ターゲットとなる顧客に対して効果的にメッセージを伝え、望む行動を促すための重要なツールです。その設計と内容は、訪問者にとって価値があり、行動を起こしやすいものである必要があります。
LPの業種別・目的別
ここから、業種別や目的別にLPの構成を考えていきます。
【飲食店LP】
独自の価値提案(Unique Value Proposition)
飲食店がユーザーに対してどのような独特な体験やメリットを提供することができるかを示す。
具体例>
地元産の食材にこだわったメニュー: 「地元の新鮮な食材を毎日仕入れ、その土地ならではの味をお届けします」
伝統的な調理法による本格的な料理: 「100年続く伝統的な調理法で作る、本場の味をご堪能ください」
健康志向のメニュー構成: 「全ての料理でオーガニック食材を使用し、健康と美味しさを追求します」
独自のフュージョン料理: 「東西の料理を融合させた、他では味わえない独創的なフュージョンメニューを提供します」
体験型ダイニング: 「食事だけでなく、料理のライブパフォーマンスやインタラクティブな体験を提供します」
特別なダイエットニーズに対応: 「グルテンフリー、ケトジェニック、ヴィーガンなど、特別な食事制限を持つお客様のための豊富な選択肢を用意しています」
個性的な店内デザインと雰囲気: 「独特なインテリアと心地よい音楽で、非日常的な空間をお楽しみいただけます」
季節ごとに変わる限定メニュー: 「四季折々の食材を活かした、季節限定メニューをご提供します」
高速Wi-Fiと快適な作業スペース: 「ビジネスミーティングやリモートワークに最適な環境を提供します」
持続可能な食と環境に配慮: 「持続可能な漁業と農業から仕入れた食材を使用し、環境に優しい運営を心がけています」
【目的:お問合せ】
お問合せすることで得られるメリットを記載
1. 強力なヘッダー
キャッチコピー: 訪問者の注意を引き、興味を喚起する短く魅力的なキャッチコピー。
サブヘッダー: キャッチコピーを補足し、お問い合わせのメリットを具体的に説明する。
ヒーローイメージまたはビデオ: 商品やサービスの価値を視覚的に伝える。
2. お店の特徴や利点
独自の価値提案(UVP): 訪問者にとっての利点やお店の特徴を明確にする。
証明と信頼性の構築: 受賞歴、認証、顧客の声やテストモニアルを通じて信頼性を示す。
3. お問い合わせのメリット
具体的なメリットの列挙: お問い合わせをすることで得られる具体的な利益(特別なオファー、詳細情報、個別相談など)。
4. サービスや商品の詳細
特徴と利点: 商品やサービスの特徴、提供する解決策、顧客にとっての利点を詳細に説明。
ビジュアルと説明: それぞれの特徴や利点を支持する画像や図表。
5. 成功事例や顧客の声
テストモニアル: 成功事例、顧客の声、評価をフィーチャーして説得力を高める。
6. FAQセクション
よくある質問と回答: 訪問者が持つ可能性のある疑問や懸念に対する明確な回答。
7. 強力なCTA(Call to Action)
目立つお問い合わせボタン: ページ上の複数の位置に配置し、緊急性を促す言葉を使って訪問者をアクションに導く。
特典の提示: お問い合わせすることで得られる特典やインセンティブを強調。
8. お問い合わせフォーム
シンプルでアクセスしやすいフォーム: 名前、メールアドレス、問い合わせ内容など、必要最低限の情報を求める。
プライバシーポリシーへのリンク: ユーザーのプライバシーに対する配慮を示す。
9. フッター
追加の連絡先情報: 電話番号や物理的な住所など、他の方法での連絡手段を提供。
この構成は、訪問者が提供する情報を理解し、興味を持ち、最終的にはお問い合わせフォームを通じてアクションを起こすように導くことを目的としています。明確で誘導的なコンテンツとCTAを使用して、訪問者のエンゲージメントとコンバージョン率を最大化します。
デザイナーの頑張りどころ ファーストビュー!!
ファーストビューは、ユーザーが最初に目にするページの領域であり、数秒で離脱するか、読み進めるかを決める重要な役割を担っています。
- PC表示時に最適なファーストビューのサイズ
- 近年、PCのモニターサイズは大きくなっている傾向にあり、フルHDと呼ばれる1920×1080pxモニターが最上位、その次に1366×768pxモニターとなっています。
- 小さくても1280×720pxですので、画面を降るビューイングで見ないことを考慮しても、ファーストビューの幅は1000~1200px、高さは550~650pxに収めると良さそうです。
- スマホ表示時に最適なファーストビューのサイズ
- スマホの場合は375×667pxが最上位、次に414×896pxとなっており、大きくて414×896px、小さくて320×568pxと開きがあります。
- ただし、320×568pxは第1世代のiPhone SEサイズにあたりシェアもさほど多くはないため、考慮しないという手もあります。
- そのため、スマホ表示時のベースは幅350~365px、高さは600~650pxで作成し、レスポンシブで作成している場合は幅310×500pxのブレークポイントを追加して320×520pxで要素の調整をすればよいかと思います。
2024年最新の情報を基に、LPのファーストビューに欠かせない要素
1. 訴求力のあるキャッチコピー
- 商品やサービスの核となるメッセージを簡潔かつインパクトのあるキャッチコピーで伝えましょう。
- ターゲット層の興味を引くようなキーワードやフレーズを使用しましょう。
- 具体的な数字や実績を入れることで、説得力が増します。
2. 魅力的なビジュアル
- 商品やサービスのイメージを視覚的に訴求するような高画質なビジュアルを使用しましょう。
- ターゲット層の興味を引くような、目を引くようなビジュアルを選びましょう。
- 静止画だけでなく、動画やイラストなども効果的に活用しましょう。
3. わかりやすい価値提案
- 商品やサービスがユーザーに提供できる具体的な価値を明確に伝えましょう。
- ユーザーの課題やニーズを解決できることをアピールしましょう。
- 箇条書きやアイコンなどを活用して、読みやすくわかりやすく伝えましょう。
4. 行動喚起
- ユーザーに何をしてほしいのかを明確に伝え、行動を促すボタンを設置しましょう。
- ボタンの文言は、具体的かつ明確なものにしましょう。
- ボタンの色やデザインは、目立つようにしましょう。
5. 信頼性の担保
- お客様の声や導入事例などを掲載することで、商品やサービスの信頼性を担保しましょう。
- 企業情報やロゴなどを掲載することで、安心感を与えましょう。
- 各種認証マークを取得している場合は、積極的にアピールしましょう。
6. レスポンシブデザイン
- スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスで閲覧できるように、レスポンシブデザインを採用しましょう。
- 各デバイスに最適化された表示にすることで、ユーザーにとって快適な閲覧体験を提供できます。
7. 最新トレンド
- 常に最新のトレンドを意識し、ファーストビューのデザインや構成をアップデートしましょう。
- 競合他社のLPを分析し、参考にできる要素を取り入れましょう。
- A/Bテストなどを活用して、効果的なファーストビューを検証・改善しましょう。
上記以外にも、ターゲット層や商品・サービスに合わせて、様々な要素をファーストビューに盛り込むことができます。
重要なのは、ユーザーにとって魅力的でわかりやすく、行動を促すようなファーストビューを作ることです。
最新の情報を参考に、効果的なLPのファーストビューを作成し、コンバージョン率向上を目指しましょう。
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