H2-1 小さなドラッグストアが「バックヤード在庫」を紙・エクセルで管理すると抱えがちな3つの限界
小さなドラッグストアでは、店頭に出せていない補充用の商品、季節品、キャンペーン在庫などがバックヤードに溜まりがちです。
立ち上げ当初や品揃えが少ないうちは、「棚ごとのメモ」「紙の在庫表」「エクセルで簡単な一覧」を作るやり方で十分に回り、感覚と経験で「どこに何があるか」を把握できます。
しかし、取扱商品数が増え、PB商品や季節品、セール品、医薬品・日用品などカテゴリーが増えてくると、「紙やエクセルだけでバックヤード在庫を管理する」ことに、少しずつ無理が出てきます。
ここでは、小さなドラッグストアがバックヤード在庫を紙・エクセルで管理し続けるときに、どこに限界が出やすいのかを、3つの観点から整理してみます。
H3-1 「あるはず」「ないはず」が外れやすい構造的な理由
ドラッグストアの現場でよくあるのが、「バックヤードにあるはずだと思って探しに行ったら、実はもう使い切っていた」「ないはずだと思って追加発注したあとで、奥から同じ商品が出てくる」という状態です。
これは単に運が悪いわけではなく、紙やエクセルだけでバックヤード在庫を管理している構造上、どうしても起こりやすいパターンです。
- 入荷・店頭への補充・返品・廃棄など、バックヤード商品を動かすイベントが、すべて「紙に1行書く」「エクセルの数値を1つ書き換える」で表現されている
- カテゴリー別・棚別・キャンペーン別にメモや表を分けているうちに、どの棚がどの表と紐づいているのか分かりづらくなっている
- 「どの日に、どの商品をバックヤードから何個店頭へ出したのか」が履歴として残らず、あとから動きを検証しづらい
- 返品や期限切れ・破損で廃棄した分が、そのときのメモ頼みになっていて、在庫表に反映し忘れやすい
結果として、次のようなズレが起こりやすくなります。
- 実際にはバックヤードに1ケースも残っていないのに、在庫表上では「あるはず」になっていて、補充に行ったスタッフが困る
- 逆に、奥の棚に同じ商品が何ケースも残っているのに、在庫表上では「ないはず」となっていて、ムダな追加発注が続く
- 季節品やキャンペーン品の残りが見えず、「もう終わったと思っていたキャンペーン在庫」が後からまとまって出てくる
- 棚卸のたびに、バックヤードの棚を一つひとつ数えながら紙に書き、その後エクセルに転記する二度手間が発生する
紙の在庫表やエクセル自体は悪いツールではありませんが、「バックヤード在庫専用のルールと画面」がないまま使い続けていると、こうしたズレを人力で補正し続けることになり、「あるはず」「ないはず」の判断が外れやすくなります。
H3-2 小さなドラッグストアのバックヤード在庫で起こりがちな具体パターン(あるある)
もう少し、小さなドラッグストアならではの「あるある」を挙げてみましょう。
- 棚ごとに付箋やメモが貼ってあり、「最新情報が書いてあるのはどのメモか?」から探し始める
- 医薬品・化粧品・日用品・季節品などカテゴリーごとにエクセルシートを分けていて、全体像が一画面で見えない
- 忙しい時間帯に「あとでまとめて書こう」と思って補充だけ先にしてしまい、メモへの反映を忘れて数が合わなくなる
- スタッフによって略称や記号の書き方が違い、「同じ商品なのか似ている別商品なのか」が在庫表からは判別しづらい
- 期限切れや破損で廃棄した商品が、「在庫表上ではまだある」扱いになっていて、棚卸のたびに理由を探す時間がかかる
- バックヤードの奥の棚は「ベテランしか把握していないエリア」になっていて、その人が休みの日は補充がぎくしゃくする
こうした問題は、「現場が頑張れば何とかなる」と思っているうちは、なんとなく回ってしまいます。
しかし、商品数やキャンペーンの種類、スタッフの数が増えてくるほど、紙やエクセルの中に「人間の頭で補っている情報」が増え続け、いつか必ず破綻ポイントがやってきます。
そのときに、「紙やエクセルを捨てるかどうか」ではなく、「バックヤード在庫専用のミニシステムを足して、紙とエクセルを補助役に回す」発想に切り替えることが、小さなドラッグストアのDXの第一歩になります。
H2-2 Apice mini STOCKminiで「バックヤード在庫表」を整え、「あるはずがない」をなくす在庫管理DX
バックヤード在庫をDXすると言っても、いきなり大規模なドラッグストアチェーン向けシステムを入れる必要はありません。
小さなドラッグストアにとって現実的なのは、いま慣れ親しんでいる「紙の棚メモ・エクセル在庫表」の文化を活かしつつ、バックヤード在庫に特化したミニシステムを導入して、少しずつ運用を移していくやり方です。
アピスmini STOCKminiは、そのための「バックヤード在庫管理ミニシステム」として設計されています。
ここでは、紙とエクセルからSTOCKminiへ、小さなドラッグストアでも無理なく移行していくイメージを、4つのステップで整理します。
H3-1 専用ミニシステムで「あるはずがない」をなくす具体ステップ
STEP1:今の棚メモ・エクセル在庫表をもとに、商品マスタと棚マスタを作る
まずは、すでに使っている棚メモやエクセル在庫表をもとに、STOCKmini上で「商品マスタ」と「棚マスタ」を作ります。
- 商品名、JANコード、カテゴリー(医薬品・化粧品・日用品・季節品など)
- 入数(1ケース何個入りか)、標準在庫数
- 保管場所(バックヤード棚番号、ケース置き場、冷蔵・常温など)
といった情報を1つの画面に整理しておくことで、「商品情報が棚メモ・エクセル・頭の中に散らばっている状態」から抜け出せます。
STEP2:入荷・補充・廃棄など、バックヤード在庫のイベントをSTOCKminiに記録する運用に変える
次に、「バックヤード在庫を動かすイベント」を、紙メモやエクセルではなくSTOCKmini側に記録していく運用に切り替えます。
- 納品が入ったときの「入庫(どの棚にどの商品を何ケース置いたか)」
- 店頭への補充をしたときの「出庫(どの商品を何個バックヤードから出したか)」
- 期限切れ・破損・返品などで廃棄したときの「廃棄(どの商品をどれだけ廃棄したか)」
- キャンペーンや季節入れ替えで棚から棚へ移動したときの「棚移動」
これらをイベントとして記録することで、単なる「現在庫の数値」ではなく、「どの日にどの棚からどの商品がどれだけ動いて今の在庫になっているのか」が追えるようになります。
バックヤードに「あるはず」「ないはず」を感覚で判断するのではなく、STOCKminiの画面を見て確認するスタイルに変えていくことで、探しに行って見つからない・奥から掘り出される、といったムダを減らせます。
STEP3:棚ごとの滞留在庫と動きの良い在庫を見える化し、仕入と棚構成を見直す
一定期間の入出庫・廃棄履歴を見れば、
- よく動いている商品・棚
- あまり動いていない商品・棚
- 期限切れや廃棄が多い商品
などが、感覚ではなく数字で見えるようになります。
これにより、
- よく動く商品は「バックヤードを補充しすぎないよう、店頭在庫とのバランスを見て仕入量を調整する」
- 動きが鈍い商品は「棚の位置やPOPを見直す」「仕入量を減らす」「キャンペーンで動かす」
- 廃棄が多い商品は「期限管理や発注ロットを見直す」ことでムダな仕入れを減らす
といった意思決定がしやすくなり、「バックヤードに何がどれだけ残っているか」を前提にした仕入・棚構成の見直しができるようになります。
STEP4:紙メモ・エクセルはバックアップ・分析用に回し、日常運用はSTOCKminiを中心にする
最後に、棚メモやエクセルの役割を「現場の主な在庫更新ツール」から「バックアップ・分析用」に切り替えます。
- STOCKminiからバックヤード在庫一覧や履歴をエクスポートして、エクセルで分析する
- 月次の棚卸結果やバックヤード在庫のスナップショットを印刷して紙で保管し、確認用に使う
こうすることで、紙やエクセルで培ってきた「表・メモの活用スキル」は活かしつつ、日常の在庫更新で起きていた人的ミスや反映漏れを、STOCKmini側のルールで抑え込めるようになります。
最初からバックヤード全体を移行する必要はありません。まずは、「よく探しに行く棚」「ムダが出やすい棚」からSTOCKminiで管理してみて、「あるはずがない」を減らす感覚をつかんでから、徐々に対象範囲を広げていくのがおすすめです。
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小さなドラッグストアのバックヤード在庫を紙メモやエクセルだけで回していると、「あるはず」「ないはず」の感覚が外れやすくなり、補充・発注・廃棄のたびに余計な確認や探し物の時間が発生します。
まずは、棚ごとのバックヤード在庫と動きを見える化し、「どの棚をどれくらいの頻度で確認すればよいか」を整理したい方は、アピスmini STOCKminiを無料で試してみてください。
取扱商品がまだそこまで多くなくても、今の運用を整理するだけで、バックヤードでの探し物時間や数合わせの手間はかなり減らせます。
紙やエクセル卒業の第一歩として、「補充でよく行き来する棚」「期限管理が難しい棚」から導入を始めるのがおすすめです。
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