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49-2商品属性の作り方と設計ルール|素材・型番・原産国を統一するマスタ管理の基本

2025 11/26
業務効率化 在庫管理 未分類
2025年11月26日
目次

商品属性の作り方と設計ルール|素材・型番・原産国を統一するマスタ管理の基本

商品属性の設計方法|素材・型番・原産国を正しく管理するマスタ運用ルール

在庫管理やEC運用の現場では、素材・型番・原産国 などの商品属性が統一されていないことで、
「同じ商品が重複登録される」「売上集計の軸が揃わない」「棚卸データと在庫数が一致しない」
といったトラブルが頻発します。

実はこれらの混乱は、商品属性の作り方(定義)と設計ルールを最初に揃えていないこと が最大の原因です。

本記事では、

  • 素材・型番・原産国をどう定義すべきか
  • 各属性を誰が・いつ登録するか
  • “粒度の揃った” 商品マスタを作るための統一ルール
  • 属人化を防ぐ設計のコツ

といった 現場でそのまま使える「商品属性の設計・運用ルール」 をプロ視点で丁寧に解説します。

商品マスタの軸が整えば、棚卸・受発注・EC連携・販売分析まで一気に安定します。
今日から使える基礎と実務ノウハウを、ぜひ活用してください。

在庫が合わない、棚卸が終わらない──。
そんな「人手頼みの在庫管理」を根本から変える方法を解説しています。
在庫を仕組みで回すための“第一歩”として、こちらの記事もぜひご覧ください
。

👉 在庫管理がうまくいかないのは「人」ではなく「仕組み」|中小企業が3日で変わるクラウド導入の現場

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【SKU・JANの基礎をまとめたガイド】

在庫の核となる SKU・JAN・商品マスタの全体像を効率よく把握したい方はこちら。

▶ SKU・JAN・商品マスタを体系的に理解できるまとめガイドを見る

H2-1|商品属性とは?在庫管理で「絶対に必要な情報」とは何か

まず最初に読みたい関連記事(3選)

  • SKUとは?在庫と販売をつなぐ“最小単位”
  • 同じ商品なのにJANが違う?複数JANを紐づける理由
  • 商品番号ルールを統一する方法|SKU・商品マスタ設計ガイド

在庫管理の“核”となるSKUとJANの基本を押さえると、このページの理解が深まります。

商品情報の管理では、素材・型番・原産国 のような性質を総称して「商品属性(アトリビュート)」と呼びます。
これらは単なる説明文ではなく、在庫管理の正確性や誤出荷防止に直結する重要データ です。

在庫管理で扱う情報は、次の2つのレイヤーに分けて考える必要があります。

  • 数量を区別するための単位(SKU)
  • SKUを補足する特徴情報(商品属性)

この2つの役割を曖昧なまま運用すると、SKUを無計画に増やしてしまい、
「SKUが細かすぎて管理しきれない」「在庫ズレが頻発する」
といった問題が起こります。

ここでは、商品属性の考え方と SKU との関係を、現場で迷わないレベルまで整理して解説します。


H3-1|商品属性=商品を区別しやすくする“特徴データ”

商品属性とは、商品の特徴を示すための追加データのことです。
よく利用される属性には次のようなものがあります。

  • カラー(ブラック/ホワイト など)
  • サイズ(S/M/L など)
  • 素材(コットン・ポリエステル)
  • 型番(メーカー型番/自社型番)
  • 原産国(日本/中国/ベトナム)
  • ブランド
  • 重量・容量
    など

これらは倉庫・EC・営業など、あらゆる部門が商品を特定する際に役立つ情報です。

ただし、重要ポイントは以下です。

商品属性は数量を分けるための単位ではない。

在庫数量が変わるもの(色・サイズなど)だけを SKU にし、
それ以外の特徴は「属性」として登録することで、管理がシンプルになります。


H3-2|SKUと属性の境界線(SKUを増やしすぎない)

SKUは数量を追跡する最小単位です。
一方で、商品属性はSKUを説明するための要素です。

❌ SKUを増やしすぎて失敗する例

  • 素材違いを SKU にしてしまう
  • パッケージ単位で SKU を分けてしまう
  • 取引先ごとに異なる品番を SKU として登録
  • 原産国ごとにSKUを作成

こうした運用は SKU の数を不必要に増やし、
棚卸・出荷・分析すべての作業を複雑にします。

✔ 正しい整理方法

判断軸SKUにする属性にする
数量が個別に変動する色・サイズ・セット数×
数量は同じで特徴だけ違う×素材・型番・原産国など

SKUは必要最小限に、属性は整理したルールで登録する。
これが「ブレない商品マスタ」を作る基本原則です。


H3-3|商品属性を整理すると起きる3つの改善

商品属性を体系的に登録すると、在庫管理の運用効率が一気に向上します。

① 誤出荷が大幅に減る

属性が整っていると、検索画面で「色・型番・サイズ」などが明確になり、
似ている商品を取り違えるリスクが下がります。

② 社内の検索性が向上する

商品マスタ検索で「型番」や「素材」からすぐヒットするため、
EC登録・受注処理・問い合わせ対応までスムーズになります。

③ 棚卸が速くなる&ミスが減る

SKUを増やしすぎていないため、棚卸の対象がわかりやすく、
カウント漏れや二重登録が起きにくくなります。

④ マルチチャネル運用で情報が統一される

EC・店舗・卸売で名称の揺れがなくなり、
「同じ商品なのに別商品扱いされてしまう」現象が解消されます。


H2-2|代表的な商品属性|色・サイズ・素材・型番・原産国ほか

商品マスタを作る際、必ず検討すべき代表的な属性が 色・サイズ・素材・型番・原産国 の5つです。
どれも在庫管理に直結しますが、それぞれ役割が異なるため、SKUにするか属性にするかの判断基準を理解しておくことが大切です。

以下では、中小企業が迷いやすい代表的な商品属性を、現場で使える具体例とともに解説します。


H3-1|色・サイズ(SKU分岐の王道)

最もSKUとして分岐させるべき属性が「色」と「サイズ」です。
この2つは、数量が別管理になり、入出荷も別に行われるため、SKU(最小在庫単位)として扱うのが一般的です。

✔ SKUにすべき理由

  • ブラックのMサイズが売れても、ホワイトのMサイズは減らない
  • 「色違い・サイズ違い」は誤出荷が起きやすいので個別の数量管理が必要
  • 倉庫での配置や棚番も別々に管理される

❗よくある失敗

  • 色はSKUにするが、サイズを属性として持ってしまう
  • 「色を属性」「サイズをSKU」という 混在管理 をして在庫が破綻する

SKUは 色 × サイズ の掛け合わせで作る のが基本です。


H3-2|素材(同型番でも素材違いはSKU or 属性?)

素材は判断が難しい属性のひとつ。
しかし結論は明確で、こう考えると間違いません。

✔ 基本ルール

  • 素材が違っても数量が別管理にならない → 属性でOK
  • 素材違いで在庫が別になる → SKUに昇格

【ケース1:属性で管理してOK】

同じTシャツで「コットン100%」と「混紡」がある場合でも、
SKU単位が「色 × サイズ」で固定されているなら、
素材はSKUを分ける必要がありません。

例:
白×M のSKUは1つ。素材が変わっても管理単位は同じ。

【ケース2:SKUを分けるべき】

素材が違うと別商品として扱う業界(バッグ・靴・家電など)では、
素材が変わると仕入先・単価・重量・EC表示が変わるため、SKUを分けるべきです。

例:

  • レザー素材のバッグ
  • ナイロン素材のバッグ
    → 入荷ロット・保管場所・販売価格が全て異なる

H3-3|型番・モデル番号(仕入先ごとの型番違いに注意)

型番・モデル番号は「商品を一意に識別する番号」ですが、SKUとは別物です。

✔ 基本ルール

  • 数量が同じなら1SKUでOK
  • 型番は「説明情報」「検索用属性」として扱う

❗現場で最も多いトラブル

仕入先ごとに型番が異なるケースです。

例:

  • メーカー型番:ABC-100
  • 卸Aの型番:A-100
  • 卸Bの型番:B-100
  • 自社の型番:XYZ-001

このときに「型番ごとにSKUを分けてしまう」企業が多く、
結果として 在庫がバラバラに見えてしまう という致命的な問題が発生します。

✔ 正しい管理

  • SKUは1つ
  • 型番は属性として「複数持つ」
  • その上で検索を高速化させる

SKUを増やさずに型番差異を管理できると、
EC登録も倉庫検索も“劇的に”楽になります。


H3-4|原産国(表記揺れ・輸入品の管理ポイント)

原産国は商品情報として重要ですが、在庫管理では ほぼ例外なく属性扱い です。

✔ SKUにしない理由

  • 原産国が変わっても数量管理は変わらない
  • 同じ商品でも時期によって原産国が変わるケースがある
  • SKUにしてしまうと無限に増える(最悪のパターン)

❗よくある現場トラブル

  • “China”
  • “中国”
  • “CHN”
  • “made in China”

原産国の表記揺れが起き、
EC登録・倉庫検索・輸入元管理が混乱するパターンが多発します。

✔ 正しい管理ルール

  • 自社で「原産国コード」を作る
  • China=CN、Japan=JP、Vietnam=VN などで統一
  • マスタ登録時に必ず“コード化”する

このルールを入れるだけで、
輸入商品でも混乱のないマスタ運用が実現します。

H3-5|ブランド・メーカー(識別性を高める“検索性属性”の代表格)

ブランドやメーカー名は、商品属性の中でも“検索性”に直結する非常に重要な情報です。
しかし在庫管理の観点では、SKUを分ける必要はなく、説明情報として持つ属性として扱うのが正解です。


✔ ブランド・メーカーは「検索性を上げる属性」

EC・営業・倉庫・カスタマーサポート、
すべての部門でよく利用されるのが「ブランド名」と「メーカー名」です。

  • メーカー問い合わせ時
  • 型番検索時
  • EC登録時
  • 顧客対応での商品特定
  • 社内検索で該当商品を探すとき

ブランド名・メーカー名が統一されているだけで、
社内の検索工数が半減し、誤った商品を参照するリスクも減ります。


✔ SKUにしない理由

ブランドやメーカーが異なっても、「同じSKUとして管理すべき商品」は多く存在します。

例:
同じOEM商品を複数ブランドで販売する例

  • メーカー:OEM工場(型番:ABC-100)
  • ブランドA:モデル:123-A
  • ブランドB:モデル:123-B

このときにブランドごとにSKUを分けてしまうと、
本来ひとつで良い在庫が2つのSKUに割れてしまい、在庫ズレや誤出荷の原因になります。


✔ 正しい管理ルール

ブランド・メーカーはあくまで“属性”として統一し、SKUは1本化します。

  • SKU:1つ
  • 属性:メーカー名、ブランド名、型番、JANなどを保持

こうすることで、
在庫数量は1つのSKUで管理しつつ、検索性を高める情報を属性として蓄積できます。


✔ 現場で起こる“ブランド表記揺れ問題”

ブランド名は特に表記揺れが発生しやすく、
在庫管理やEC連携でトラブルの原因になります。

例:

  • “Panasonic”
  • “パナソニック”
  • “panasonic”
  • “Pana.”(担当者が略称で登録)

このような揺れがあると検索に引っかからず、
誤登録・重複商品・棚卸時の混乱につながります。


✔ 解決策=「ブランドコード」を持つ

中小企業でも必ず導入したいのが ブランドコード の仕組みです。

例:

  • Panasonic → B001
  • SHARP → B002
  • 無印良品 → B003

ブランド名(日本語/英語)を何種類持っても、
内部管理は コードで一本化 されるため、登録ミスを防ぎ、検索も圧倒的に早くなります。


✔ メーカー情報は属性にすると“調達”が強くなる

メーカー情報を属性として持つと、次の管理がしやすくなります。

  • 仕入先の切り替え
  • メーカー直販価格の比較
  • OEM商品の判別
  • 故障時の問い合わせ先管理
  • モデルチェンジの追跡

SKUを分けないからこそ、
メーカー情報を属性として蓄積する価値が大きくなります。


H2-3|SKUと属性をどう分ける?正しい“線引きルール”

SKU(在庫管理の最小単位)と属性(SKUを説明する情報)の境界を曖昧にしたまま商品登録を続けると、在庫管理は必ず破綻します。
特に中小企業では、仕入先の資料をそのまま転記してSKU化してしまい、気づくとSKUが数百〜数千に膨れ上がるケースも珍しくありません。

ここでは、SKUと属性の“線引きルール”を実務で迷わないように明確に解説します。


H3-1|SKUにすべき基準:在庫数量が異なるもの

SKUにすべき基準は非常にシンプルです。

✔ 在庫数量が別々に動くものは SKU にする

例:

  • 色違い
  • サイズ違い
  • セット数違い(1本/2本/5本セット)
  • 容量違い(100ml/300ml/500ml)
  • 電圧・規格違い(日本仕様/海外仕様)

これらは入庫・出庫が別々に起きるため、数量を別管理しないと誤出荷・在庫ズレが必ず発生します。

❌ NG例(SKUにしなかった場合)

・白Mと白Lを“同じSKU”で管理してしまう
→ 白Mが売れてもLが減ることになる
→ 出荷ミス・棚卸不一致が発生

SKUの役割は、
「数量を正確に数えるための最小単位」
であることを忘れてはいけません。


H3-2|属性で管理する基準:見た目・検索性に関わる情報

逆にSKUに“すべきではない”ものは、次の基準で判断します。

✔ 在庫数量が変わらないもの=属性で管理する

例:

  • 素材(綿100%、ナイロンなど)
  • 原産国
  • ブランド名/メーカー名
  • 型番(メーカー型番・卸型番)
  • カラー名の別表記(ブラック/黒/BK)
  • 重量、スペック、寸法
  • パッケージ形状
  • 商品説明文・仕様書情報

これらは「SKUを説明するための情報」であり、数量管理とは無関係です。

❗NG例(SKU化してしまったケース)

  • 原産国違いで SKU を分けた
  • パッケージ違いで SKU を分けた
  • 仕入先ごとの型番違いで SKU を分けた
    → 結果:SKUが意味なく増え、棚卸が地獄化

属性はあくまで「検索しやすい・迷わないため」の補助情報です。


H3-3|SKUを細分化しすぎると破綻する理由(在庫ズレ・棚卸負担)

SKUは細かくしすぎると、現場は必ず混乱します。

❌ ① SKU数が爆発する(管理不能になる)

SKUを安易に増やすと、
「1商品につき10SKU」「EC1000商品で1万SKU」
のように膨れ上がります。

Excel台帳・旧システムではこの瞬間に破綻。


❌ ② 棚卸の負担が3〜5倍に増える

SKUが増えるほど棚卸項目が増え、
棚番にもSKU数分の記録が必要になります。

結果、

  • カウント時間が増える
  • 人的ミスも増える
  • 総在庫の調整が難しくなる

❌ ③ 入出荷ミスが急増する

SKUを細かくすると見た目が似たSKUが多数発生します。

例:

  • Tシャツ 白 × M(素材A)
  • Tシャツ 白 × M(素材B)
  • Tシャツ 白 × M(型番違い)

似たSKUが複数あると誤出荷の確率が跳ね上がるのは当然です。


❌ ④ システム連携が複雑化する

SKUは最終的に

  • EC
  • 基幹
  • 倉庫WMS
  • 発注システム
  • POS
    すべてと連携します。

SKUが無駄に増えると、
それらのすべての連携が困難になり、
運用コストが激増します。


✔ 結論:SKUは“極力少なく”、属性は“豊富に”

SKUを絞り、属性で詳細情報を管理する構造が
最も安定し、現場が迷いません。


H3-4|SKU一本化でJANコード違いに対応する実務例

JANコードは仕入先や販売チャネルによって変わるため、
JAN違いでSKUを分けると在庫ズレの原因になります。

❌ よくある失敗

同じ商品なのに JAN が3種類ある場合:

  • JAN①:メーカー直仕入れ用
  • JAN②:卸A用
  • JAN③:EC専用

これを SKU①、SKU②、SKU③ に分けてしまう企業が非常に多いです。

結果、
在庫は1つなのに帳簿上は3つという矛盾が発生します。


✔ 正しい運用:SKUは1つ、JANは属性として紐づける

SKU
→ 1つ
JAN
→ 複数紐づけて管理(JAN1、JAN2、JAN3)

メリット

  • 在庫数量が1つに統合され、ズレにくい
  • EC・卸・実店舗など、チャネルごとの明細が作りやすい
  • どのJANで販売されたかログとして残せる
  • 棚卸対象が増えず、誤カウントも減る

✔ 実務例:SKU一本化+JAN属性化の管理画面(イメージ)

SKU:ABC-100-WH-M
属性:

  • 色:ホワイト
  • サイズ:M
  • JAN(メーカー):4580001234567
  • JAN(卸A):4900005566778
  • JAN(EC用):4999991112223

このように SKU は1つで、
JAN“だけ”複数管理すればすべて解決します。

  


H2-4|商品属性の設計ルール|中小企業が失敗しないための実務ポイント

商品属性をどう設計するかで、在庫管理の精度が大きく変わります。
Excel台帳で“なんとなく属性管理”をしている企業は、
・表記揺れ
・重複登録
・SKUの増殖
・棚卸ミス
といった運用トラブルを避けられません。

ここでは、商品属性の「設計ルール」を 中小企業が現場で迷わず使える形 に整理します。


H3-1|必須属性/任意属性の仕分け(まず“減らす”ことが重要)

商品属性を設定するとき、多くの企業は最初から“全部載せ”にしてしまいます。
すると、登録項目が増えすぎて入力が追いつかず、結果として運用が崩壊します。

最初にやるべきことは 属性を減らすこと です。


✔ 必須属性(どの企業でも必要になる情報)

これは「商品を取り違えないために必要な情報」です。

  • 色
  • サイズ
  • 型番(最低限の識別)
  • 原産国(業種による)
  • ブランド名
  • メーカー名
  • JAN(あれば)

これらは表示・検索・出荷間違いの防止に直結します。


✔ 任意属性(企業によって変わる情報)

業態によって必要性が変わる情報です。

  • 重量
  • 材質の詳細(比率など)
  • 注意書き
  • 発売日
  • 付属品
  • パッケージ情報
  • 商品スペック(家電など)

これらは後から属性として追加したくなる場合がありますが、
最初から全部を“必須”にすると運用が破綻します。


✔ 結論:最初に「必要最小限」に絞る

商品属性は
“増やすより削るほうが難しい”
という前提で設計する必要があります。

まずは最低限の項目だけに絞り、
運用が回ってきた段階で追加していく方が確実です。


H3-2|表記揺れを防ぐ入力ルール(色名・素材名・原産国の統一)

属性で最もトラブルを起こすのが 表記揺れ です。

例:
色(BLACK)

  • 黒
  • くろ
  • ブラック
  • BLACK
  • BLK
  • bk

現場ではこれが混在し、検索しても目的の商品が出てこない状態が日常的に発生します。


✔ 色名の統一ルール(必須)

企業ごとに「色コード」を作るのがベストです。

例:

  • WH(ホワイト)
  • BK(ブラック)
  • BL(ブルー)
  • RD(レッド)

表示は自由でも、内部管理はコードで統一が理想。


✔ 素材名の統一ルール

仕入先ごとに名称が異なるため、統一が必須。

例:

  • コットン → COTTON
  • 綿 → COTTON
  • 100%綿 → COTTON 100%

内部管理は「COTTON」「NYLON」「POLYESTER」など 固定表記 にします。


✔ 原産国の統一ルール

原産国は特に揺れが多い項目です。

例:

  • China
  • 中国
  • CHN
  • made in China

これも 国コード(ISO) を統一採用します。

例:

  • CN(中国)
  • JP(日本)
  • VN(ベトナム)
  • TH(タイ)

このルールを設定するだけで、検索性が一気に改善します。


H3-3|仕入先からの資料を属性に変換するときの注意点

仕入先の資料をそのまま商品マスタに転記すると、100%運用が崩れます。

❌ よくある問題

  • PDF資料の色表記がバラバラ
  • 卸Aと卸Bで型番が違う
  • 原産国の欄が欠落している
  • JANコードが2つ以上存在する
  • “メーカー品番”と“管理番号”が混在

仕入先の資料は “仕入先の都合で作られた資料” であって、
自社の在庫管理の基準にはなりません。


✔ 正しい変換のステップ

  1. 自社の属性ルールに沿って変換する
     色名 → 自社コード
     原産国 → CN/JP などのコード化
     型番 → メーカー型番+自社管理番号
  2. 欠落情報は仕入先に必ず確認する
  3. JANは複数あっても1SKUに統合する
  4. 資料をベタ貼りしない。必ずマスタに“翻訳”する

仕入先資料を“原本のまま使わない”という運用だけで、
商品データは圧倒的にきれいになります。


H3-4|Excel台帳で限界が来る理由(マスタ化の重要性)

多くの企業が、最初はExcelで商品属性を管理します。
しかしSKU100を超えると、Excel台帳には確実に限界が訪れます。


❌ 限界1:表記揺れを防げない

入力した人によって表記が揺れ、
検索も集計も不可能になります。


❌ 限界2:更新漏れが発生する

複数のシートで属性項目が重複していると、
1ヶ所更新しても他が古いままになる。


❌ 限界3:SKU数が増えるほどソート・フィルタが破綻

SKU×属性の組み合わせが1000件超えると、
Excelは“スクロールすら困難”な状態になります。


❌ 限界4:EC・WMS・POSとの連携が不可能

Excelはあくまで「手元の管理表」であり、
システム連携できるフォーマットではありません。


✔ 解決策=「商品マスタをシステム化する」

Excelでの属性管理には限界があります。
・入力ルール
・表記揺れ
・JANの複数管理
・SKUの統一
・検索性
これらはすべて マスタ化(データベース化) によって初めて解決できます。

アピス在庫管理のような
SKUマスタ × JAN管理 × 属性マスタ の構造を採用することで、

  • 取り違えが減る
  • 在庫ズレが減る
  • 登録・検索が早くなる
  • どの部署でも同じ情報を見られる

という “在庫管理の基礎体力” が手に入ります。


H2-5|マスタ設計のコツ|商品属性を長く運用できる形にする

商品属性は、一度設計すると数年〜10年以上使い続ける“会社の資産”になります。
しかし、最初の設計を間違えると、後から修正できず、在庫管理やEC運用の負担を何倍にもしてしまいます。

ここでは、在庫管理システムやEC連携を前提とした「長く使える商品マスタ」の作り方を解説します。


H3-1|属性コード化のポイント(COLOR=01、SIZE=Mなど)

商品属性を “そのまま文字で保存する”のはNG。
必ず「コード化」する必要があります。


✔ なぜコード化が必要なのか?

理由は3つ:

  1. 表記揺れを防ぐため
     黒/ブラック/BLACK/BLK をすべて「BK」に統一できる。
  2. 検索・フィルタが高速になるため
     コードは短く、ソートもしやすい。
  3. システム連携が安定するため
     他システムとのデータ交換でエラーが減る。

✔ よく使われるコード化の例

● 色(COLOR)コード

  • 01: WH(ホワイト)
  • 02: BK(ブラック)
  • 03: BL(ブルー)
  • 04: RD(レッド)

● サイズ(SIZE)コード

  • S / M / L / XL(そのままコード化でも可)

● 原産国(COUNTRY)コード

  • JP(日本)
  • CN(中国)
  • VN(ベトナム)
  • TH(タイ)

● 素材(MATERIAL)コード

  • CT:Cotton
  • NY:Nylon
  • PL:Polyester

✔ コード化の原則

  • 内部管理=コード
  • 表示=フル名称
    という“二層構造”を必ず作る。

(例)
内部:BK / 表示:ブラック
内部:JP / 表示:日本製

この仕組みにするだけで、マスタは10年スパンで安定します。


H3-2|商品マスタ・SKUマスタ・属性マスタの役割

マスタ設計の本質は「データの分離」です。
3つのマスタに分けて管理することで、在庫管理がシンプルになります。


✔ ① 商品マスタ(product master)

“商品そのもの”を管理するマスタ。

含める情報:

  • 商品名
  • ブランド
  • メーカー
  • カテゴリ
  • 概要説明
  • メーカー型番
  • 標準単価
  • EC商品名

商品マスタは商品を1つの“概念”として扱う場所。


✔ ② SKUマスタ(sku master)

“数量が動く単位=在庫管理の核”。

含める情報:

  • 商品ID(product_id)
  • SKUコード
  • 色コード
  • サイズコード
  • JAN(複数可)
  • 在庫数
  • 棚番
  • 重量サイズ(出荷に関係する情報)

SKUマスタが最重要であり、
在庫が動くのは必ず「SKU」だけ。


✔ ③ 属性マスタ(attribute master)

“表示・検索・紐付けのための辞書”。

含める情報:

  • 色コード一覧
  • サイズコード一覧
  • ブランド一覧
  • 原産国一覧
  • 素材一覧
  • カテゴリ一覧

属性マスタは 登録ルールを守るための辞書 であり、
表記揺れを完全に防ぐ役割があります。


✔ 3つに分けると何が良いのか?

  • SKUを増やさず情報だけ増やせる
  • ブランド変更・原産国変更が“安全に”可能
  • JAN追加・削除も柔軟にできる
  • EC連携が安定する
  • モデルチェンジの移行がスムーズ

中小企業が最も陥る「SKUの爆発」を防げるのは、この構造だけです。


H3-3|複数チャネル販売時に必要な属性(EC・卸・実店舗の違い)

今や多くの企業が
EC × 卸 × 実店舗
のマルチチャネル販売をしています。

チャネルごとに求められる属性が微妙に異なるため、最初からマスタに入れておく必要があります。


✔ ECに必要な属性

  • 商品名(SEO対応)
  • 商品説明
  • カテゴリ(楽天/Shopify/BASE独自)
  • カラー名(ユーザー向け名称)
  • 素材表記
  • 原産国(表示義務)
  • JAN
  • 画像URL
  • 商品スペック

✔ 卸に必要な属性

  • メーカー型番
  • 卸売単価
  • ケース入数
  • マスターケース単位
  • ロット情報

✔ 実店舗に必要な属性

  • プライスタグ用の商品名
  • スペック簡易版
  • バーコード(JAN)
  • 棚番

✔ 結論:チャネルごとの特殊属性は「属性マスタ」に寄せる

チャネル別の仕様でSKUを増やすのは完全にNGです。
必要なのは
属性を増やす → SKUは増やさない
という設計。

これでECのSKUと倉庫のSKUが分離する最悪の事態を防げます。


H3-4|棚卸・分析・売上集計に強くなる属性構成

商品属性を適切に設定すれば、棚卸だけでなく分析や売上集計にも強くなります。


✔ 色別売上(カラー別ランキング)が作れる

  • BKが売れるのか
  • WHが売れるのか
    → 製品企画にも使える

✔ サイズ別需要(S/M/Lの偏り)がわかる

→ 発注戦略が最適化される

✔ 原産国別の品質傾向分析ができる

→ クレーム分析がしやすい

✔ 卸 vs EC のチャネル別売上分析

→ チャネル戦略の意思決定が早くなる

✔ 棚卸時の属性表示で“迷わない”

SKUに紐づく属性が整理されていると、
倉庫担当者がスムーズに棚卸できます。


✔ 正しい属性構成=全社で使える“経営データ”になる

SKU×属性の設計が正しいと、データは自然に蓄積され、

  • 経営判断
  • 仕入判断
  • 在庫最適化
  • 発注計画
  • EC戦略

すべてが正確になります。

これは、在庫管理システムを導入する企業が
最初に着手すべき土台づくりです。


H2-6|具体例|素材・型番・原産国をこうやって管理する

商品ごとに「素材」「型番」「原産国」が微妙に違う場合、
SKUを増やすべきか、属性で持つべきかの判断は難しくなります。

ここでは 実際の運用を想定した具体例 を用いながら、
どう管理すべきかをわかりやすく解説します。


H3-1|「素材」:同じ商品でも複数素材がある時のSKU判断

素材が異なる商品は、SKUを分けるべきか?
結論は “数量管理が分かれるかどうか” で判断します。


✔ ケース1:素材違いでも SKU を分けない(属性管理でOK)

条件:実在庫は1種類だけ/素材は“情報”として扱うだけ

例:

  • 商品名:シンプルTシャツ
  • 色:白
  • サイズ:M
  • 素材:綿100%(旧ロット)、綿95%+ポリ5%(新ロット)

この場合、販売単位は同じで、ロット切り替えで素材が変わるだけ。
数量管理は一体のため、素材は 属性で保持 すれば十分です。

管理イメージ
SKU:TSHIRT-WH-M
素材属性:

  • v1:COTTON100
  • v2:COTTON95/PL5

SKUは1つで、素材の違いは“情報”として追加するだけでOK。


✔ ケース2:素材違いで価格・用途が変わる場合はSKU化

例:

  • レザーバッグ(本革)
  • レザーバッグ(PU:合皮)

→ 単価・重量・見た目・在庫ロケーションが異なるため、SKU分割が必要。


✔ 結論

  • 素材違いでも数量管理が一体 → 属性
  • 素材違いで販売物が実質“別商品扱い” → SKU

これがもっとも運用を安定させる判断基準です。


H3-2|「型番」:メーカー型番と自社型番を併記する運用

型番(モデル番号)はSKUを分ける要因になりません。
むしろ 型番が複数ある場合は「属性にまとめる」ほうが正解です。


✔ よくあるケース

  • メーカー型番
  • 卸用型番
  • 自社管理用型番
  • EC登録用型番
    …と、同じ商品に複数の型番が存在する。

これを SKU に分割すると破綻します。


✔ 正しい運用:型番は“複数属性”として持つ

例:
SKU:CAMERA-001-BK

属性:

  • maker_model:ABC-100
  • wholesale_model:WH-200
  • internal_sku:IC-001
  • ec_model:EC-001

SKUは1つ、型番だけ複数持つのが正しい形。


✔ メリット

  • 在庫が1つに集約され、ズレが消える
  • どの型番から検索されても1件にヒットする
  • EC登録や卸伝票の作成が楽になる
  • 仕入先変更にも柔軟に対応

型番は**検索のための“索引用属性”**として扱うのが最適解です。


H3-3|「原産国」:表記揺れと輸入品の変更リスク管理

原産国は輸入品の多い企業で特に扱いが難しく、
表記揺れ管理とリスク管理の2つがポイントになります。


✔ 表記揺れ対策(基本ルール)

原産国は必ず コード化(ISO) します。

  • JP(日本)
  • CN(中国)
  • VN(ベトナム)
  • TH(タイ)
  • KR(韓国)

【NG例】

  • 中国
  • CHINA
  • CHN
  • made in China

揺れが起こると検索性が壊れます。


✔ 原産国が“途中で変わる”ときの注意点

典型例:
「ロットAは中国製」「ロットBはベトナム製」というケース。

SKUを分ける必要は原則なし。
数量管理が変わらない限り、原産国違いは 属性 として持ちます。

ただし、事実を履歴として残せるように、
原産国属性は履歴管理(ver管理) が理想。

例:

  • v1:CN(2023/08〜2024/09)
  • v2:VN(2024/10〜)

ECの表示義務は「最新ロット」で表示すれば問題ありません。


✔ 原産国違いがSKU分割になるケース

  • 原産国違いで価格が大きく変わる
  • 梱包単位が変わる
  • 法規制の関係で別商品扱いになる

このような例外を除けば、基本は属性管理が最適です。


H3-4|統合例:SKU=1でも“素材・型番・原産国”をマスタで持つケース

最後に、もっとも現場でよくあるケース
「SKUは1つなのに素材・型番・原産国が全部違う」
という状況の正しい管理方法を示します。


✔ 商品例

商品名:シンプルショルダーバッグ
色:ブラック
サイズ:M

実際には以下のように差異がある:

  • 素材:レザー/PU(時期で変更)
  • 型番:メーカー型番、卸型番、EC型番の3種類
  • 原産国:中国製→ベトナム製に変更

✔ 正しいマスタ構造(例)

● SKU(1つ)
SKUコード:BAG-BK-M
数量:100

● 属性(複数保持)

素材(material)

  • レザー(ver1)
  • PU(ver2)

型番(model)

  • maker:AB-100
  • wholesale:W-200
  • ec:E-300

原産国(country)

  • v1:CN
  • v2:VN

✔ メリット

  • 在庫数量は1つにまとまり、ズレが発生しない
  • 情報はすべて“属性”として残る
  • 履歴管理も容易
  • ECや卸との連携が正確
  • 担当者が変わっても運用が続く

✔ 結論

SKUは増やさず、
素材・型番・原産国は“属性で豊かに”管理する。

これが最も現場に優しい設計であり、
データの寿命を10年以上延ばす方法です。


H2-7|まとめ|商品属性の設計=在庫管理の“土台づくり”

商品属性は単なる「説明情報」ではなく、在庫管理の精度を左右する“会社の基盤データ”です。
ここを正しく設計すると、棚卸、出荷、EC登録、仕入、分析——あらゆる業務が一気に整います。

逆に、属性を混乱させたまま運用を続けてしまうと、
SKUの爆発・表記揺れ・誤出荷・EC登録ミスなど、あらゆる問題の原因になります。

商品属性の設計は、まさに 在庫管理の土台そのもの です。


H3-1|属性を整理すると在庫・棚卸・誤出荷が激減する

商品属性を整理し、

  • 色
  • サイズ
  • 素材
  • 型番
  • 原産国
  • ブランド
  • JAN

を一貫したルールで管理できるようになると、現場の作業は劇的に改善します。

✔ 効果(現場で即体感できるレベル)

  • 違う商品を誤ってピッキングするミスが減る
  • 棚卸時間が短縮され、差異も大幅減少
  • EC登録の手戻りがなくなる
  • 仕入先変更時に“前のデータ”が混ざらない
  • 営業・カスタマーサポートの検索時間が半減

属性の整理とは、現場の“迷いをなくす”作業です。


H3-2|SKUは増やさない、属性で賢く情報管理する

この記事の最大の結論はこれです。

✔ SKUは必要最小限。情報は属性で豊かにする。

SKUは“在庫数量が動く単位”であり、
詳細情報はすべて属性として持つほうが、
運用は圧倒的に安定します。

❗SKUを増やすと起きる問題

  • 棚卸が地獄化する
  • 在庫ズレの原因が増える
  • システム連携が複雑になる
  • チャネル別在庫が分裂する(最悪のパターン)

✔ 逆に属性で管理すべき情報

  • 素材違い
  • 原産国違い
  • 型番違い(メーカー・卸・EC用)
  • JAN複数
  • パッケージ違い
  • 仕入先違い

数量が変わらない限り SKU は増やさない。
“SKUを守り、属性を増やす” が正しい運用です。


H3-3|次に読むべき関連ページ

まず最初に読みたい関連記事(3選)

  • SKUとは?在庫と販売をつなぐ“最小単位”
  • 同じ商品なのにJANが違う?複数JANを紐づける理由
  • 商品番号ルールを統一する方法|SKU・商品マスタ設計ガイド

在庫管理の“核”となるSKUとJANの基本を押さえると、このページの理解が深まります。

在庫が合わない、棚卸が終わらない──。
そんな「人手頼みの在庫管理」を根本から変える方法を解説しています。
在庫を仕組みで回すための“第一歩”として、こちらの記事もぜひご覧ください
。

👉 在庫管理がうまくいかないのは「人」ではなく「仕組み」|中小企業が3日で変わるクラウド導入の現場

機能はシンプル。でも、使えば業務効率がぐんと上がる。
アピス在庫管理 ― 小規模事業者・店舗のための“ちょうどいいDX”。
手作業から脱却し、在庫の見える化を実現しよう。  アピステクノロジー(株)

【SKU・JANの基礎をまとめたガイド】

在庫の核となる SKU・JAN・商品マスタの全体像を効率よく把握したい方はこちら。

▶ SKU・JAN・商品マスタを体系的に理解できるまとめガイドを見る

在庫管理の核となるSKUの説明を参考にしてください。

関連記事 

関連記事:
・“棚卸差異率”をゼロにする!在庫精度を上げる定量分析の方法
・棚卸とは?目的・種類・効率化のポイントを徹底解説|中小企業の在庫管理をクラウドで自動化
・循環棚卸とは?効率的に在庫精度を高める方法とリスト作成のコツをわかりやすく解説
・SKUとは?在庫と販売をつなぐ“最小単位”をやさしく解説|商品番号との違いと身近な例
・商品番号ルールを統一して混乱を防ぐ方法|SKU・商品マスタ設計ガイド
・色・サイズ・バリエーションを迷わず管理!商品コードとSKU設計の鉄則|中小企業向け 在庫管理の基本
・JANコードと社内コードの使い分け方|商品マスタ統一のベストプラクティス
・商品コード変更でデータが壊れない仕組み|安全なマスタ更新手順

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「tecn」を運営している  DXジュン です。
Apice Technology株式会社の代表として、20年以上にわたり
Web制作・業務改善DX・クラウドシステム開発に携わっています。

普段は企業の現場課題に寄り添いながら、
在庫管理システム/予約システム/求人管理/受発注システム/クラウドソーシングなど、
中小企業の仕事を“ラクにするツール”を作っています。
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